In Flames - "Come Clarity"
2006, Jan 31
style="float:left; margin-left:5px;margin-right:5px;border:0px; vertical-align:top;"> In Flamesの通算8作目フルレンス。 前2作(Reroute To Remain、Soundtrack To Your Escape)の モダンというかアメリカナイズされた作風に 疑問点を感じずにはいられなかったので(決して嫌いではないが) 今作も発売前は「一応買っておくか」程度で大して期待はしていなかった。 だが実際聴いてみると予想外も予想外、 「これぞメロデス!」とガッツポーズしたくなるほど 素晴らしいアルバムではないか。 それも初期に戻ったわけではなく、近作のモダンな要素も取り込みつつ In Flamesのトレードマークである叙情的なリードギターと 巧く融合させている。 あとブルータルに疾走する楽曲が多いのでデスラッシュっぽい雰囲気もあるかな。 楽曲個々の個性、という意味では【Colony】には及ばないものの 総合的な完成度では【Colony】に匹敵するか、凌駕してさえいるかもしれない。 どの曲も完成度が高いが、個人的に特に好きなのがDead End、Versus Terminus、Our Infinite Struggle、 Vanishing Lightといった辺り。 メロデスというジャンルのキモである「メロディとアグレッションの配合」のバランスが 最もよく取れているアルバムの一つだと思う。名盤。 今年はこれを超えるアルバムは出てくるのだろうか・・・? そう思わせるくらい完璧に近い作品。