【Live Report】Haruka Shimotsuki solo live LV.2~シモツキンはレベルが1あがった~本公演&追加公演

2008, Jul 21

7/13&20に行われたHaruka Shimotsuki solo live LV.2~シモツキンはレベルが1あがった~のレポ的なモノです。 両日とも参加しましたが、本レポートは7/13の本公演をベースに書く形にします。

セットリスト等本公演と追加公演で異なる部分は補足という形で言及します。

では↓よりどうぞ。

2008/7/13(日)。 懐かしの江東区(幼少期に住んでいたので)はティアラこうとうにやってきました。 B-Tide†さんと合流後、物販を覗くもシモツキンぬいぐるみ(大)が既に完売と知りちょっと残念。 パンフ、ストラップ、ぬいぐるみ(小)を購入し、一端脱出して時間を潰した後開場時刻16:30頃に再び会場へ。 既に待機列が動き出していましたが、指定席なのをいいことに列が全て捌けてから入場する我々w 年々やる気がなくなってきています 入場後は席が少し離れているB-Tide†さんと別れて自分の席へ。 ティアラこうとうは初めて足を踏み入れましたが、なかなかいいホールなんじゃないかと思いましたね。 少なくとも去年の某ライヴの会場よりは明らかに霜月さんの音楽性にマッチしていると思います。 で、開演時間を5分ほど過ぎた辺りでショウが始まります。 1曲目は目下の最新アルバム音のコンパスのリーダー・トラックでもある名曲"風の行方"。 率直に言って【音のコンパス】は凄くツボに来る曲と(ごく一部ではありますが)そうでない曲が分かれている印象なんですが (いずれCDのレビューも書きたいと思っていますが) この曲は文句なしに好きなのでライヴで聴けて感動。 霜月さんの歌唱の安定性は言うまでもないですが、以前に比べてさらに安定感、説得力を増した印象ですね。 素晴らしい。 バンドも非常にタイトな演奏を聴かせてくれてグッと引き込まれるものがあります。 続くはこれまた名曲の"恋獄"。 この曲ももの凄く思い入れのある曲なので聴けて嬉しかったです。 メロディの哀感が秀逸ですよね、この曲は。 ここで最初のMCを挟んで、次に来るは"Silent Flame"。 細井さん作のこの名曲はライヴで聴くのは初ですが、やはり生ヴァイオリンが素晴らしいですね。癒されます。 続く"ティンダーリアメドレー"こと"祈りの種"~"約束を灯して"も良かったです。 実は本公演の時点では後者はドラマCDを買っていたにも関わらず聴いていなかったんですが(マテ この日に初めて聴いて「これ名曲じゃね?」と思って帰ってから即聴いてみたというw 今ではかなり気に入っている1曲です。 ここで霜月さんが椅子に座りacoustic sectionがスタート。 このacoustic sectionが非常に良かったです。 "ユラグソラ"~"今夜の月が眠るまで"~"月追いの都市"と選曲自体も素晴らしいですが、 アレンジがまたいいんですよ。 特に"ユラグソラ"は(ゲスト参加も含めて)霜月さんのライヴでは毎回聴いている気がしますが、 去年のオーケストラ・ヴァージョンといい今回のヴァージョンといいこの曲の魅力を再確認させられた気がしますね。 マターリ系の曲が多い本ライヴの中でも特に癒された瞬間でした。 ここでバンド編成に戻って"捻子巻く時計が月の満ち欠けを刻む"~""で前半部は終了。 やはりメランコリック・ロック然とした"蝶"はライヴ映えしますね。 終盤のKey、アコーディオン、ヴァイオリンのソロ・タイムはかなり熱かったです。 僕としてはもっと長く演ってくれても…(マテ ここで再びバンドが下がり最初のゲストmyuさんが登場。 当然kukuiの楽曲を演るわけです、ということで"透明シェルター"~"空蝉ノ影"が。 kukuiの曲はメロディとか音の使い方が独特ですよね…僕はこの「王道を敢えて外す」感が結構好きだったりするんですが。 この2曲はフル・バンドでの演奏ではなかったですがそれでも十分に楽しめました。 myuさんが下がり続くは"Ar tonelico"セクション。 あの尋常じゃないコーラスの完全再現は流石になかったですが、リードVo.だけでも十分に楽しめますね。 曲自体が良いですし。 ここで2人目のゲストであるRitaさんが登場して霜月さんとのツイン・ヴォーカル曲"闇の彼方に"を披露。 …の前のMCがやたら長かった気がしますが忘れることにします(ぇ まだサントラ等がリリースされていないので初聴になりますがイイ曲ですね。 CDでのリリースが待たれるところです。 続いて3人目のゲストは片霧烈火さん。 このお二人の共演曲というと色々ありますが、今回演ったのは"魂の慟哭"。 会場がそれまでのマターリ感を吹き飛ばす雰囲気になりましたが、個人的には今回はマターリで通して欲しかったかなーと。 …いや、曲自体は大好きなんですけどね? あと演奏を聴いて思ったのがこの曲、リズムをドラムにしてしまうとスピード感が損なわれるなーという点。 CDと同じように打ち込み系のビートの方が曲には合っている気がしますね。 まぁどうでもいい点かもしれませんがw #追加公演では片霧烈火さんが出演されない代わりにここでC74リリースの新作より新曲が披露されました。 まだタイトルも決まっていないということで詳細は書きませんが、ファンタジー色全開なイイ曲でしたよ。 ゲストコーナーが終了し本編終盤へ。 色々あってfull verがリリースされていない"LUNA"~いかにもElements Gardenな生ストリングスが美味しい"カザハネ"と続き、本編ラストの"ひまわり"に。 シンガロング・パートが用意されていましたが、なーんかみんな声が小さかった気が…w ただライヴの定番となっているわけでもないですし、仕方ない部分ですかね。 ここからはアンコールで2曲。 【音のコンパス】からの新曲"音のコンパス"の後、ゲストの方々も再登場して出演者全員での大ラス "あしあとリズム"でライヴは幕を閉じます。 約2時間45分、名曲の数々をハイ・レヴェルな演奏で楽しめた至高の時間でした。 今回のライヴ、個人的にはセットリストが凄く良いと感じましたね。 同人ラインの曲とLittle Wingさんが関わっている曲中心で、霜月さんの曲の中でも特に好きな曲ばかりの選曲で 僕としては大満足です。 演出がシンプルで曲自体に没頭できたのも良かったです。 音響面も(一部ハウリング起こしてたりもしましたが)概ね良かったですし、素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。 次回のライヴも期待大ですね。

-Set list- 01.風の行方 02.恋獄 03.Silent Flame 04~05.祈りの種~約束を灯して # Acoustic Section # 06.ユラグソラ 07.今夜の月が眠るまで 08.月追いの都市 09.捻子巻く時計が月の満ち欠けを刻む 10.蝶 # guest 1:myu # 11.透明シェルター 12.空蝉ノ影 # Ar tonelico Section # 13.EXEC_LINCA/. 14.Hartes ciel, melenas walasye. # guest 2:Rita # 15.闇の彼方に # guest 3:片霧烈火 # 16.魂の慟哭 #追加公演は上記の代わりに新曲 17.LUNA 18.カザハネ 19.ひまわり # encore # 20.音のコンパス 21.あしあとリズム
#ちょっと苦言 …と、ライヴ内容には今回も大満足なんですが、少し気になった点を書いてみます。 まずライヴレポの度に書いている気がしますが、お客さんのノリ方、マナーの問題ですね。 懸念していたサイリュウムな方々は予想より少なかった(それでもいましたけど)ですけど、 ただやっぱりライヴの趣旨というか霜月さんの音楽性とサイリュウムのようなものを結びつける感覚が 僕には理解できないですね。 "魂の慟哭"では分からなくもない(それでも無理があると思いますが)ですが、他の曲では明らかに合わないと思うんですが… そもそも"コンサートホール"でサイリュウムを振るって感覚が一般的な感覚からは乖離しているように思うんですが… そのワリに前述したように"ひまわり"でのシンガロングは声が小さかったりと 力の入れどころがズレてるんじゃないかという気がどうしてもしてしまいます。 ただ、それよりも問題だったのが録音、撮影の問題ですね。 公演前、公演後に携帯のカメラ等でスタンドフラワーの撮影をしている方々がかなり多かったですし (あそこも"会場内"なので撮影禁止のはずです) スタッフに注意されてもやめない人とかもいましたからね…それは正直どうなのよ?と。 あとそれよりヒドイのが、ライヴの模様を録音/録画している人がいた点です。 それはもう論外でしょう…カメラチェックが緩いとかスタッフの対応も問題だとは思いますが… って以前もこんな話書きましたね。 とにかく、そうした行為は主催側にとっても我々参加者にとってもマイナスにしかならないので その辺りよく考えて貰いたいですね。 ↑のようにいくつか気になった点はありましたが、それを差し引いてもお釣りが来るくらい素晴らしいライヴだったことは断言できます。 主催側/出演者ならびに参加された方々お疲れ様でした。