[Concert] 名古屋ゲームミュージックアンサンブル 第2回演奏会 (2014.06.08)
名古屋ゲームミュージックアンサンブルの第2回演奏会を観てきました。
FFIXにBDFFにロマサガにゼルダにとプログラムに釣られて観に行ってみましたが。 期待を上回る内容でホント行って良かったと心から思えるコンサートでした! 開始から終了まで終始圧倒されっぱなしだった。
プログラムはこんな感じ。 開演前に6名の奏者によるマリオメドレーを余興的にやってましたが、 もうその時点で「おおっ!?」となる。
本編は3部構成。 第1部はミンサガ、聖剣、ゼルダの曲を演奏。(なにこの俺得選曲) 壮大なミンサガの"オーバーチュア~オープニング"も良いアレンジだったけど、 その後の聖剣メドレーとゼルダメドレーが熱すぎた! 聖剣メドレーは"Sacrifice Part Three"とか3の名曲たちにも滾りつつ、最後に"Song of Mana"を演ってくれたのがLoM好きとしては大歓喜。 ありがとうございます、ありがとうございます。 そしてゼルダメドレーですよ。ですよ。 神トラのメインテーマ(表の地上)だけでも滾りすぎるのに、裏の地上まで演ってくれるとは…!! ここで鳥肌立ちました。うおおおおおおおッ! 神トラのリンクの旅路を思い出しながら聴いておりました。
「ACTION」と銘打った第2部は視覚的に魅せるゲーム音楽コンサートならではの演出も入れながら展開。 チョコボメドレーはVIIのチョコボとか普段あまり聴けないチョコボも聴けて美味しかった。 で、その次が今回のコンサートのある意味メインでもあるサンソフトメドレー! 実はサンソフト作品は今までほぼアルバートオデッセイしか遊んだことがなかった僕。 今回のコンサートを機にPSアーカイブスのサンソフトコレクションで「いっき」や「アトランチスの謎」を予習がてら遊んだりしてましたが、大 正 解 で し た 。 いっきの竹槍とか忍者とか、アトランチスの謎の主人公の歩き方とかやりすぎなくらいに 再現度の高い寸劇の数々wwwwwwww し ょ う じ き ふ っ き ん も っ て か れ ま し た 。 もちろん演奏もとても良かった。 会場にいらっしゃってたサンソフトの中の人へのインタビューも非常に興味深いものがありました。 次のリズム天国メドレーも(僕は未プレイなのですが)プレイしている人曰く作中のキャラをかなり忠実に再現してるようでゲームに対する愛がすごく感じられて嬉しくなりました。
第3部は「CRYSTAL」というテーマ通りクリスタルに絡んだ2タイトルの曲を演奏。 まずはFINAL FANTASY IX メドレー! 大好きなFFIXの曲をこれだけ一度にたくさん聴ける、というだけでも素晴らしいことだけど、 メドレーの構成も凄まじく良かった。 木管4人編成による"いつか帰るところ"を皮切りに、 ゲームのストーリーを思い起こさせる流れでFFIXの名曲たちが紡がれていくのには ただただ感動。 特に死ぬほど好きな"あの丘を越えて"がついに生で聴けたのが嬉しすぎて嬉しすぎて。 最後の"Melodies of Life"まで滾りっぱなしだった。泣きかけた。
そしてコンサートの最後を締めくくるのは組曲「BRAVELY DEFAULT」。 これより前の曲の編曲・構成も素晴らしいものばかりだったけど、 メドレーの組み方、展開という意味ではこれが圧倒的だった! OPテーマ"希望へ向かう序曲"から始まり"光と影の地平"~街曲4曲~戦闘曲~4人のブレイブ曲~"地平を食らう蛇"とBDFFのストーリーを表現するものとしてはこれ以上ない流れ。 公式ではヴォーカル入りになる(これはこれでとても良いのですけど)街曲を インストで聴けたのが嬉しくて嬉しくて。 特に大好きな"不死の国"をゲーム版に忠実なアレンジで聴けたのがただただ感無量。 終盤の各キャラのテーマ曲から"地平を食らう蛇"に繋げるあたりも見事すぎて「そうくるか!」と。 こういう表現が適切かはわからないけど、リンホラ本家のコンサートにも決して引けを取っていない編曲と演奏だったと思います。 各キャラのテーマ曲でソロを担当されていた方のティズ、アニエス、イデア、リングアベルのコスもすごくキマっててそれにも嬉しくなった。
と、本編だけでも大満足な内容なのに、なのにですよ。 アンコールで仲 間 を 求 め て !!!!!!!!! ヤバイ。ヤバすぎる。死ぬ。 ここでこれを持ってくるとは… 実は生でちゃんと聴くのは初めてというのもあって滾りすぎて滾りすぎて。 吹奏楽のコンサートなので自重したけど心のなかでは高らかにガッツポーズ。 マジで来てよかった。
プログラムが完全に俺得なので事前の期待もかなりしてましたが、 それを軽く上回る内容で、ホントこのコンサートを観れて良かったです。 編曲や演奏が素晴らしいのはもちろんですが、演者の皆さんから「ゲームやゲーム音楽に対する愛」が伝わってくるのが同じゲーム好きとして何よりも嬉しかった。 サンソフトメドレーしかりBDFFしかり。 ゲームのストーリーを再現するような編曲にもそれがよく顕れていたと思います。 ゲームに対する愛が溢れている音空間がホントに心地よかった。 これからも全力で応援したいと思います。
ただ、当日の客席に関してひとつ気になったことが。 お客さんの方にマナーがよろしくない方が少し見受けられたのが少々残念でした。 MC中にそれなりのボリュームで喋っていたり、 演奏中にシャッター音ありで写真を撮っていたりする方がいたりして。 無料というのもあるので仕方ない面もあるかと思いますが、 せっかく演者や主催の方々がこれだけのものを見せてくれたのだから、 観客の側にもそれに応える姿勢がもう少し欲しかったかなとは思いました。
最後にちょっと気になったことを書いてしまいましたが。 総合的にはホントに素晴らしい演奏会で、幸せな時間を過ごさせてもらって 楽団の皆さんにはありがとうございましたと言いたいです! 来年の演奏会も絶対行きたい。というか行きます。