上田麗奈 1st LIVE 「Imagination Colors」感想 ~ 「感情の歌」で紡ぐ、「想像」と「創造」の物語。
ライヴで体感する“感情の歌”は、やはり凄かった。
上田麗奈 1st LIVE Imagination Colors
— 上田麗奈 Artist official (@ReinaUeda_Staff) March 14, 2021
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【アーカイブ配信】3/21(日)23:59までhttps://t.co/HR6P5vXOrC#上田麗奈 #ImaginationColors pic.twitter.com/pFQtYimpNd
本日『#上田麗奈 1stLIVE Imagination Colors』が開催されました!
— 【公式】81プロデュース (@81pro_official) March 14, 2021
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配信のアーカイブは1週間ございますので、見逃した方は是非! https://t.co/Sl6X4fclg5 pic.twitter.com/jAmP5NosDt
はじめに
2021.03.14開催、上田麗奈さんの記念すべき1stライヴ。 昨年7月23日開催予定だったはずが延期になりこのタイミングになりましたが、まずは無事開催されて本当に良かったです。 そして参加できて本当によかった。素晴らしいストーリーコンサートでした。
「Imagination Colors=“想像の色”」というテーマを掲げて構築された本公演は、今までリリースされてきた「RefRain」「sleepland」「Empathy」「リテラチュア」の楽曲たちを一度解きほぐし、このテーマを表現するために再構築した「色にまつわる“想像”と“創造”の物語」。 ステージセット、SE、ライティング、そして麗奈さん自身。 それらステージを構成する要素に加えて、我々の聴覚、視覚、場の空気感。 会場に存在するすべてを使って、麗奈さんの楽曲を聴いたときに想起する心象風景の色をこの場に具現化し、開演前の時間や曲間の間、会場に存在するすべての時間と空間を使ってひとつの空想世界を創り上げている。 舞台やミュージカルのエッセンスも取り入れつつ、でもあくまでも音楽ライヴの範疇でその空想世界を表現しきっていて、「空想世界の物語を音楽で表現する」スタイルのコンサートになっていたのがとても良かったし本当に嬉しかった。 富山の海を想起させる波の音から、アーティスト上田麗奈の原点である“海の駅”が始まった瞬間、優しく、苦しく、そして幸せな夢の世界に誘われていった。
ステージ上で展開されていた景色自体がまた素晴らしくて。 こころの色を映す大樹の下で、声と表情と身体の動き、すべてを使って楽曲のもつ感情を伝える麗奈さんの姿に圧倒されっぱなしだった。 MCも最小限に抑えて、このコンサートのストーリーを伝えることに特化した構成になっていたのもすごく良かったですね。 ステージセットやライティングの演出も素晴らしくて、楽曲のもつ“感情の色”に応じて大樹の色が変わっていく様は“音”と“色”の関係性を強く印象づけるとても素敵な表現だったと思います。 (特に配信の映像はカメラワークも考え抜かれていて、壮大なMVのような見せ方になっていたのでこのコンサートがもつ物語性をより体感できました)
「物語を音楽で表現する」ストーリーコンサートという表現手法
「シアトリカルなストーリーコンサート」という表現スタイルを選択したのがすごく良かったと思うんですよね。 麗奈さんの歌が最も活きる表現方法だと思うし、個人的に思い入れのあるスタイルなのもあって無限にあるライヴの表現方法の中からこの表現を選択してくれたのが本当に嬉しいです。 さらに、あくまでも 「音楽ライヴ」の範疇で物語性や幻想世界の表現をしていた のがとても良い。 台詞を入れるなどして、舞台やミュージカルに近づけると物語性は出せるわけですが、それはせずにあえて「楽曲を歌う」中で物語性や幻想世界の表現をしているのが、音楽自身がもつストーリー表現の力を感じられてすごく良いんですよね。 しかももともとは別々のコンセプトで創られた楽曲たちによってこれだけ統一された幻想世界を構築しているのは本当に凄いと思います。 僕が一番好きな表現形態です。 今回はバンドなしでのオケライヴの形式でしたが、麗奈さんとステージセットによる幻想世界の表現に意識を集中できるという意味でそれも非常に良かった気がしますね。 (もちろん上田麗奈さんの楽曲は生バンドで聴いてこそ映える楽曲も多いと思うので、いずれ生バンドで聴いてみたい欲求もありますが、それはいつか、また。)
少し脇道に逸れますが、僕は「物語を音楽で表現する」表現スタイルにとっっっっっても強い思い入れがあります。 物語音楽とか幻想音楽と呼称していますが、古くはZABADAK、僕が直接触れてきたところだと霜月はるかさんや志方あきこさん。 オリジナルの物語を構築して、アルバムやコンサートでその世界観と物語を「音」で表現する。 特にコンサートの場で幻想世界を表現することに強いこだわりがあって、会場という「場」全体を使って幻想世界を創り上げるコンサートが大好きです。 そういった方向性を志向するアーティストを愛し続けてきました。
麗奈さんが上記のアーティストたちに影響を受けている、というわけではなく「上田麗奈の歌と楽曲」が最も活きる表現手法を選択したら偶然同じところにたどり着いた、という感じだと推測しますが、これが僕にとってはすごく嬉しかった。 僕が上田麗奈さんを好きになったのはあくまでも声とお芝居に惚れたからで、幻想音楽や物語音楽とはまったく別の文脈でファンになったわけですが、その別文脈で好きになった人が、僕の嗜好の軸である「物語を音楽で表現する」にたどり着いてくれたのが本当に嬉しい。 自分の好きなものには「物語性」という共通するものがあるのかもな、と思ったのと同時に、僕が長年愛し続けてきたものを、麗奈さんがご自身の1stライヴでの表現手法に選んでくれたのが、これ以上ないくらいに嬉しかったです。 このライヴで感じたものの中で一番大きかったかもしれない。
上田麗奈さんにしか歌えない歌:“感情の歌”
話題をImagination Colors本編に戻しましょう。 シアトリカルなストーリー表現という意味では幻想音楽の先人たちのコンサートと文脈を共有する部分も感じさせつつ、先人たちと上田麗奈さんで明らかに異なり、麗奈さんだからこそできる表現になっているところがあります。 それは、「楽曲のもつ感情の動きをダイレクトに伝える、“感情の歌”の表現」です。 メロディと歌詞に記述されている楽曲の主人公の感情の動きを、これ以上ないくらいに生々しくダイレクトに伝える歌。 曲ごとに、どころか1曲の中でもすごくダイナミックな感情の変化を聴いていて感じるし、その変化がすごく“自然”なんですよね。 現地ではかなり後ろの席だったので現地では麗奈さんの表情はほぼ見えなかったですが、歌だけを聴いていても明らかに感じられる感情の動き。 もちろん表情が見えるとより感情の動きが伝わってくるのは間違いないですが、表情が見えない状態でも声だけでも十分に伝わってくる。 これは声優としての経験を歌に落とし込んでいることの証であり、「声優だからこそ歌える歌」を体現している。 声優アーティスト戦国時代になって久しいですが、声優アーティストの方でもここまで感情の動きを“自然に”伝える歌を僕は他に知らないので、まさに「上田麗奈さんにしかできない表現」だと思います。
特にライヴという場だからこそ、生の歌だからこそ乗る感情がこの日の表現には乗っていて。 より感情の昂りが大きい瞬間や、今この場で歌うからこそ乗っている感情を受け取れて胸が震えるのを感じました。 特にRefRainの楽曲に顕著で、収録から時間を経ての気持ちの変化が歌の変化に顕れている気がして、音源との違いを聴き比べるとこの5年近くの麗奈さんの気持ちの変化を感じられてすごくエモい感情になる。 最近「ライヴにおける“ライヴ感”とはなにか?」という問いをよく考えていたりするんですが、上田麗奈さんの歌は「この日だからこそ生まれる、この日にしか生まれない感情」が歌に乗っているという意味でライヴ感の塊だと思うんですよね。 この日この場でしか得られない感情がある。 この「Imagination Colors」はもちろん初見の人にも大きく刺さるライヴだと思いますが、楽曲がもつ感情の動きをしっかり理解した上で、生の歌に乗る感情の違いを体感するのがこのライヴを最も楽しめる気がします。
「物語の主人公」としてのコンサート表現
もうひとつ幻想音楽の先人たちとの僕が感じた違いに言及しておきます。 前述した霜月はるかさんら幻想音楽の歌い手さんたちは「世界の語り部」としてある種俯瞰した視点からの歌を歌っている印象があるんですが、上田麗奈さんの歌は 「物語の主人公」としての表現 になっているのが大きな違いと感じました。 歌詞の主人公が麗奈さん自身なのかはさておいても、楽曲の主人公の感情を歌と表情と身体動作、「上田麗奈」のすべてを使って表現しているのは役を演じる声優さんならではのステージ表現だなと。 曲によっては舞台のお芝居っぽい動きを見せているものもありましたし。 アニメの文脈で考えるとアーティストは主題歌などで「作品や世界そのものを俯瞰した視点で描く」ことが多いのに対し、声優さんは「キャラクターを演じる」ことが主眼になるので物語の登場人物になっての表現になる、というのが専業アーティストの方との対比で考えると面白いなーと。 専業アーティストと声優アーティストは共通する部分もあるけど、根本的な“在り方”の部分では真逆の存在だよな、と思ったりもします。
セットリストの流れにも触れておきましょう。 最初は夏→冬→春と心の季節を巡っているのかと思ったけど、その捉え方だと秋が抜けているし「Empathy」で描かれていた感情の物語の流れ、もっと言うと「上田麗奈さんがこの5年間の歩みで得てきた感情」そのものを描いた曲順になっていると感じました。 特に“ティーカップ”→“aquarium”→“旋律の糸”→“毒の手”の繋ぎは気持ちが内面に深く沈み込んでいく流れになっていてすっっっごく良かった。 “Another”からの“いつか、また。”の繋ぎも、「こういう繋ぎ方もあるか!」と「Empathy」本編とは別の流れを感じられて新鮮な驚きがありました。
各楽曲から受け取った感情たち
ここからはそれぞれの楽曲たちから受け取った感情を記しておきます。
01. 海の駅
やはりここが原点の景色。 開演前から流れていた波の音からシームレスに繋がるのが本当に良かったし、視覚的にも波に包まれながら歌う麗奈さんが印象的。 富山の海、もっと言うと雨晴海岸の海の色を幻視せずにはいられない音と歌なんですよね。 波音のようにたゆたう麗奈さんの歌がとても心地よい。
02. sleepland
Lantis祭りのときは優しさと同時に力強さを感じる歌だったけど、この日の歌は優しく包み込み穏やかな眠りへ誘う歌。 同じ曲でも場やライヴのテーマによってニュアンスが変わるのを実感できる。 柔らかい歌に包まれながら夢の世界へ旅立っていく。 映像的にも、蓄音機と麗奈さんという構図がこの曲の音とめちゃくちゃマッチしていますね。
03. fairy taleの明けに
まず、歌い出しの時点で直前のsleeplandとまったく異なる表情になっているのにハッとさせられる。 歌の表現も、音源よりも「未知の世界への不安感」みたいな不安定な感情が強く感じられる。 舞台でのお芝居のような動きで、おとぎ話の世界を彷徨う姿を表現しているのも含めて、「歌×お芝居」での表現になっていてすごく見入ってしまう。 ある意味で上田麗奈さんの歌を象徴している1曲だなーと。 もともととても好きな曲ですが、ライヴで聴いてこの曲のストーリーにさらに魅了されましたね。
04. 誰もわたしを知らない世界へ
1番終わりから笑顔を覗かせて、新しい世界へ踏み出すワクワク感みたいなものを感じさせる表情の変化が印象的。 ステージセットの演出も含めて、「世界が広がっていく」感覚が得られるのがとても良い。 fairy taleの明けにからの流れで見ると、麗奈さんの歌はもちろん表情からもストーリーを感じられて、「表情での物語の表現」を強く感じる瞬間。
05. 花の雨 / 06. たより / 07. きみどり
麗奈さんの声の優しいところが堪能できるゾーン。ホンッッット素敵な声。 バックの大樹がライトに照らされて様々な色を見せるのがまたいいですね。 “たより”は夜を思わせる優しさを持っていて、“きみどり”は新緑の日差しを思わせる優しさを持っている曲だと思っているんですが、この2曲で夜→朝→昼への時間変化も感じられるのがとても良いですね。
09. ティーカップ
いい意味で気持ち悪いグルーヴはライヴでもとても気持ちいいですね(気持ち悪いのが気持ちいいとは)。トリップする。 そして曲が進むごとにどんどん不安定さを増していく感情を歌と表情と動作で完璧に表現している麗奈さん。 ラスサビ頭からの、思考が袋小路に迷い込んでぐるぐる廻りながら沈み込んでいくところがマジ最高なんですよね…… そしてここから“aquarium”に繋がっていくのも最高。
10. aquarium
水音のSEからイントロで一気に意識を水底に引っ張られる。 ライティングも、深海の底で麗奈さんが歌っているのを眺めている感覚にさせられてとても良い。 そして、やっぱりこの曲での麗奈さんの歌は凄すぎる…… ライヴでこの曲のもつ“もがいている感情”をどう表現するのかすごく楽しみにしていましたが、いや、心が震えました。 感情の水底でもがいている苦しさ、そして最後にはポジティブな強さに昇華して水面へ上がっていく。 その感情の動きが音源よりもさらにリアルに感じられて。 サビラストの「Ah……」のピッチの揺れも音源よりもはるかに大きく真に迫ってくるもので、麗奈さんのライヴでの感情表現の凄みを感じましたね。 2サビラストを歌った直後の麗奈さんの昂ぶった表情がグッと来る。 この曲は聴いていてすごく苦しいけど、同時にすごく気持ちが昂ぶる曲でもあるんですよね。ライヴではそれをより強く感じた。 上田麗奈さんの根っこにある「強さ」の部分をダイレクトに感じられるからかもしれない。
11. 旋律の糸
からっぽの表情で虚無の歌を奏でる麗奈さんの姿が心に突き刺さる。 首を締めるような仕草で、時折笑みを浮かべながら言葉を紡ぐのはどうしてもミァハを感じてしまいますね。 ここで感情の大樹が枯れ木になるのもこの曲の曲想をこれ以上なく表現していて良い。 儚さや虚無感に強く呼応してしまう人間なので、やはりこの曲の麗奈さんの歌は大好き。
12. 毒の手
まず“旋律の糸”から“毒の手”に繋げてくれたのがすごく嬉しかった。 麗奈さんの曲の中でも特に思い入れのある曲なので。 そしてRefRainから時を経て表現力の深みを増した麗奈さんの歌がめちゃくちゃ刺さる…… 手を伸ばしたいけど伸ばせないもどかしさ、虚無感、そして終盤での内なる叫び…… この曲のストーリーがより臨場感を持って伝わってくる。 どうしようもない感情を得られるこの曲がやっぱり大好きだと再確認。 今の麗奈さんの歌で聴けてよかった。
13. 車庫の少女
こちらもRefRainからの歌い方の変化を強く感じる。 言葉で表現するのは難しいんですが、歌に込められたそれぞれの感情の奥行きが増しているのを歌いまわしの節々から感じるというか。 サビとか、より力強い歌になっているのも感じますね。
15. いつか、また。
ステージ演出や動きは最小限に抑えて、麗奈さんの歌による感情の動きに集中させる見せ方にしていたのがとても良い。 僕は上田麗奈さんの歌に対して“感情の歌”という表現をよくしますが、やはりこの「歌わない歌」は感情の動きの変化、ダイナミクスを最も感じられる。 音源とは端々でニュアンスの違いを感じられるのもライヴならではですね。
16. アイオライト / 17. あまい夢
ここで一気に感情の季節が春になって。 前のブロックとはうってかわってステージを軽やかに動き回って、観客に手を振っちゃったりする麗奈さん。 このギャップがとても良い。 大樹がライトに照らされてアイオライト色だったり桜色だったり、いろいろな色に目まぐるしく変わっていくのが曲の中で次々に移り変わっていく感情を表していてとても楽しい。
18. ワタシ*ドリ
RefRainで聴いていたものと比較して、歌も表情も柔らかくなってポジティブな空気感を増しているのにすごくグッと来ましたね…… 特に「一緒に行ってみる?」のニュアンスがだいぶ外向きの感情で、楽しそうなニュアンスになっていて。 この5年近くでの麗奈さんの変化をめちゃくちゃ実感した瞬間。 カメラにアプローチしてみたり、動きもいちいちかわいくて。かわいいかよ。
19. マニエールに夢を / 20. あなたの好きなメロディ
佐藤純一さん作曲の2曲。この2曲を本編ラストに持ってきてくれたのがとても嬉しい。 僕はfhánaの大ファンでもあるので実家の安心感のある音なわけですが、リズムもメロディも心地よすぎてすーーーっと心が落ち着いていくのを感じる。 この2曲の麗奈さんの歌には“白”の色を強く感じますね。 フラットな感情で聴き手に寄り添うような曲だし、いろいろな感情を内包した上での“白=フラットさ”を麗奈さんの歌に感じているのかな。 “あなたの好きなメロディ”の終盤で桜吹雪が舞うのがとても良いですね。 この曲は世界が開けてEmpathyへ繋がっていく感覚もあるし、本編ラストにめちゃくちゃ相応しい気がする。
改めて佐藤さんいい曲を創りましたねぇ(誰)
EN01. リテラチュア
まず魔女の旅々オタクとしてもこの曲を生で聴けたのに感無量。 魔女旅アニメを完走した状態で聴けたのは、この日の開催で逆によかったのかなと思ったり。 この曲も1番と2番での受ける感情の違いが面白いし、ライヴだとよりそれを実感する。 同じメロディなのに1番と2番で表情や歌のニュアンスがぜんっっっぜん違うの、歌詞と麗奈さんの感情表現だよなぁ。
指揮イレイナさんのオタクなので、指揮はしっかりキメました。
EN02. Campanula
今日のライヴのここまでの流れを経て、「ごめんねじゃなくてありがとう」を歌うこの曲はただひたすらに響きますね…… 感情の大樹の下で、伸びやかに、空まで届く麗奈さんの歌。 この日のセットはある意味この曲のためにあったのかもしれない。 歌い終わったあとの麗奈さんの万感の表情にもグッとくる。
EN03. Walk on your side
上田麗奈さんのアーティストとしての歩みを感じられる今日のセトリの流れで、最後に今の麗奈さんの気持ちを歌ったこの曲を聴けるのはとても素敵な瞬間。 RefRainの頃は自分の中に深く沈み込むような表現をしていた人が「隣で一緒に歩いていきたい」という歌を観客と共有しているこの瞬間がすごくエモい。 この曲の麗奈さんの歌はとても伸びやかで綺麗なんですよね。生で聴けて感激。
おわりに
“感情の色”にまつわる物語を視覚・聴覚・場の空気感全てで、かつ超高解像度で体感できる素晴らしいストーリーコンサートでした。 上田麗奈さんの歌の色は「すべての感情の色が混ぜ合わさった結果としての白」と僕は思っていますが、いろいろな感情の色が混ぜ合わさる過程も体感しながら、最後に白く透き通る麗奈さんの歌に終着する。 そんな色の物語を聴いて、観て、感じることができたコンサートになりましたね。 記念すべき、そして待ち望んでいた1stライヴにふさわしい、あまりにも特別な瞬間になりました。 開催を決断し、このコンサートを創り上げてくれたチーム上田麗奈の皆様とLantisさんには無限に感謝したいです。 ありがとうございます。
次のアルバム(なんと夏予定。早い!!!)でどんな世界と物語を表現してくれるのか今から楽しみだし、コンサートという形式でもまたぜひ観てみたいです。 ひとまず本日のライヴたいへんおつかれさまでした&素敵な景色をありがとうございました!
Setlist |
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01. 海の駅 |
02. sleepland |
03. fairy taleの明けに |
04. 誰もわたしを知らない世界へ |
05. 花の雨 |
06. たより |
07. きみどり |
08. Falling (instrumental) |
09. ティーカップ |
10. aquarium |
11. 旋律の糸 |
12. 毒の手 |
13. 車庫の少女 |
14. Another (instrumental) |
15. いつか、また。 |
16. アイオライト |
17. あまい夢 |
18. ワタシ*ドリ |
19. マニエールに夢を |
20. あなたの好きなメロディ |
EN01. リテラチュア |
EN02. Campanula |
EN03. Walk on your side |