Celestial Symphony

hoge

Sound Horizon / Chronicle 2nd

2006-05-31インプレッション

ライブ以降SH熱が再燃しまくってしまったので 今更感バリバリですがクロセカのレビューなんぞ書いてみました(ぉ

「それは…歴史を辿る世界と少女の物語…」 01.黒の予言書 02.詩人バラッドの悲劇 03.辿りつく詩 04.アーベルジュの戦い 05.約束の丘 06.薔薇の騎士団 聖戦と死神 07.第一部「銀色の死神」 ~戦場を駈ける者~ 08.第二部「聖戦と死神」 ~英雄の不在~ 09.第三部「薔薇と死神」 ~歴史を紡ぐ者~ 10.第四部「黒色の死神」 ~英雄の帰郷~ 11.書の囁き 12.蒼と白の境界線 13.沈んだ歌姫 14.海の魔女 15.碧い眼の海賊 16.雷神の左腕 17.雷神の系譜 18.書の魔獣 19.キミが生まれてくる世界 20.<ハジマリ>のChronicle 21.<空白>のChronicle 幻想樂団Sound Horizonの1st Story CD【Chronicle】のリニューアル作。 その内容は「黒の予言書」と呼ばれる書物に記された物語が オムニバス的に展開されていく壮大なコンセプト・アルバム。 「音楽による物語世界の表現」を身上とするSH作品の中でも その完成度はトップクラスを誇る。 タイトルにある通り「歴史」をテーマにしているだけあって 中世的世界観を持つ楽曲が多い。 特に前半部0410Arbelgeにまつわる楽曲は RPG音楽好き(僕)にはかなりツボに来るだろう。 0710の4トラックに渡って紡がれる 壮大な組曲聖戦と死神の圧倒的なスケール感にはただただ感服。 後半部(12以降)でも1曲1曲異なった情景・物語を プログレッシヴに台詞やSEを効果的に織り交ぜながら聴かせてくれる。 もちろん楽曲個々の質も非常に高い。 作品の物語世界に聴き手を強烈なインパクトで引き込む シンフォニック・プログレッシヴ・メタルチューン01、 どこか懐かしさのある、まさに「詩人の歌」といった趣の トラディショナルな雰囲気の03、 波の音とアコースティック・ギターの音色が涙を誘うインスト曲12、 深き哀しみと嘆きが聴く者を暗い海底まで引きずり込む14、 アルバム中で異色とも言える、ひときわ陽気さ・ポップさが目立っている15、 「雷神」にまつわるヒロイックサーガを綴った熱き疾走プログレメタル17、 いよいよ物語の終焉を迎えんとする緊迫感、絶望感の漂うメタル曲18、 「終焉」と「再生」、そして「輪廻」を思わせるヴァイオリンの響きが琴線に触れる本編ラスト・トラック19、 「希望の詩」といった感じのボーナス・トラック20 と、とにかくアルバム全編を通して隙がない。 曲順もよく練られており、起伏に富んだ展開もあって 70分強の長さを全く飽きることなく聴き通せる。 SHの、いや「物語音楽」のある意味集大成とも言える傑作。 この作品をきっかけにSHの知名度が爆発的に上がったし、 SHの音楽性を最も顕著に表している作品でもある。 こういった台詞・SEを大々的にフィーチャーしたコンセプト・アルバムというのは ポップス系の音楽リスナーからはどうしても敬遠されやすいものであるが、 これほど高次元で「物語と音楽の融合」を体現している作品は殆どないので こういった音楽に馴染みのない人にも是非聴いて頂きたいアルバムだ。 「貴方も、黒の予言書の物語を紐解いてみませんか?」 -Highlight Tune- 01.黒の予言書 敵は全部殺すんだ~のあたりからがツボ過ぎる。 17.雷神の系譜 まさに王道ファンタジーなストーリー展開の時点でガッツポーズ。 楽曲構成・展開も燃える燃える。 最後に独り言。 このアルバムを1枚丸ごと再現するライブなんて面白そうだなぁ… さすがに実現しなさそうですがw