Celestial Symphony

hoge

【Review】mimei - "異国 totsu-kuni"

2007-07-01インプレッション

01.籠唄 komoriuta 02.桜の森の満開の下 03.oyasumi 04.花を手にする者へ 05.砂の船 06.水銀灯 07.リコリスの丘 08.otogi 09.草の花 10.みついろのへや 11.冬の棲む街 12.六花 rikka

mimeiさんの、2007年春のM3にてリリースされたフルレンス・アルバム。 以前「ミチカ」名義でリリースされた【異国~とつくに~】のリメイク、というかリニューアル作品…らしいですが 旧Verの方は未聴なので全くの新作アルバムとして聴いたインプレッションを書いてみるとします。 方向性的には憂いや哀しみの色を強く宿した幻想的な音楽…ということで 【土地の子】や【少年エンデ】の流れを踏襲するもの、と言えると思いますが 今作もメロディに込められた「憂い」の色がステキですねぇ。 歌唱の表現としては感情の起伏が少なくある種平坦な印象さえ受けるんですが、 それが逆に哀しみの先にある「諦念」をこれ以上ない形で表現する結果となっているのが見事です。 楽曲自体からもどこかノスタルジーを感じさせる斜陽の風景を想起されて、自然と涙腺が緩んでしまいます。 特に”リコリスの丘“のゴシカルなオーケストレーションに包まれた耽美的な空気感や ”冬の棲む街”、”六花 rikka“のまさに冬といった身を刺す冷たい雰囲気はタマリマセンね。 かといって今作は哀しいメロディ一辺倒、というわけでもなく ”籠唄 komoriuta”、”砂の船”、”草の花“といった憂いの色満載な曲と同時に、”水銀灯”、”otogi“のようなある種ポップとも言えるような軽快な要素を含んだ楽曲もあって アルバム構成としてはより上手くバランスを取った印象も受けますね。 語りやSEもポイントポイントで用いられていて、ストーリー的な起伏もより分かりやすくなったように思います。 それでいてどの曲にもmimeiさんらしい「憂いの色彩」がしっかり刻まれてますしね。 アルバムを聴き終わった後に何とも言えない虚無感、寂寥感が残るのが何とも言えず良いです。 まとめ。 楽曲的にもサウンド的にも【土地の子】から順当にブラッシュ・アップを果たした好盤、と言えるんじゃないでしょうかね。 次回作にも当然の如く期待が掛かります。 -Highlight Tune- 12.六花 rikka この冬の寂寥感、孤独感がドツボですw